赤ちゃんのご家族へ

ご提供いただいた臍帯血・臍帯の使途

ご提供いただいた臍帯血・臍帯の使途

 使用させていただくのは臍帯血、臍帯または臍帯由来間葉系細胞です。また、臨床用基準に適合した場合、臨床情報、家族歴、問診票、分娩記録、母体感染症の採血結果、6か月の健康調査票の情報を使用させていただきます。臍帯ドナーであるお子さんに何らかの疾患が見つかった場合や臨床用基準に満たない場合は、医学の発展を目指した基礎研究用となります。
国内外の研究機関や企業へ提供する際、細胞及び情報については個人が特定できないようにID番号を付与して提供します。研究を広く発展させるために、研究成果を学会あるいは専門誌に、公開することがありますが、使用された細胞・情報とご提供いただいた方を結びつける対応表は東大医科研臍帯血・臍帯バンクの個人情報保護管理者が厳重に保管・管理し、提供先には提供いたしません。そのため、公開の際にご提供いただいたお子様・お母様が特定されることはありません。情報・情報を提供する機関名等については、当ホームページで公開いたします。

ご提供の流れ

 担当医により説明文書にて説明した後にご同意いただける場合には同意書に署名していただきます。
 赤ちゃんが生まれる際、臍帯と胎盤を切り離した後、胎盤がまだお母さんの体内にある間(娩出前)、または胎盤がお母さんの体内から出た後(娩出後)に臍帯の静脈から臍帯と胎盤に残っている「臍帯血」を専用のバッグに採取します。胎盤や臍帯には神経がないため、採取による痛みを感じることはありません。また、お産の経過にも影響することはありません。万一、お産の経過中にお母さんや赤ちゃんに何らかの問題が発生し、臍帯血を採取する余裕がないような場合には採取しません。お母さんと赤ちゃんの健康を最優先します。
 臍帯を採取しても「へその緒」は赤ちゃん側に残ります。胎盤と臍帯娩出後(後産)に胎盤側に残った臍帯を切り取って採取し、専用容器に入れます。その後、東大医科研臍帯血・臍帯バンク(附属病院セルプロセッシング・輸血部 東大医科研細胞リソースセンター)に輸送し、細胞調製を行い凍結保存します。なお、ご提供の同意をいただいても分娩の経過等、種々の理由により十分な臍帯血が得られない場合には臍帯も採取しない、あるいは研究用に使用しない場合もありますのでご了承ください。

臍帯血・臍帯等試料の流れ
東京医科研臍帯血・臍帯バンクにおける臍帯血・臍帯試料の流れ(予定含む)

ご協力いただく事項

 臍帯血と臍帯の性状を把握したり、品質を確保したりするために検査や問診等をお願いしています。また、臨床に用いる臍帯の安全性を確保するために、赤ちゃんの体重や出産時の健康状態を記載した書類(問診票、家族歴、分娩記録、健康調査)を参照させていただきます。また、感染症の状態を把握するために出産前後7日以内にお母さんに感染症検査のために15mL程度の採血(1回目)をさせていただきます。また、いただいた臍帯血・臍帯が臨床用の調製基準に適合した場合に、東大医科研附属病院にて6か月後に再度15mL程度の採血(2回目)をお願いします。これは出産前後に感染がなかったことを念のために完全に確認するための検査です。6か月目に受診されたときに、お母さんと赤ちゃんの健康状態についての問診をさせていただきます。問診は10分程度で終わります。
 いずれの場合も赤ちゃんからの採血はなく、お母さんからの採血検査の費用負担はありません。

 臍帯血・臍帯の採取は分娩時の病院で行い、細胞の調製・凍結保存は東大医科研臍帯血・臍帯バンク<研究責任者/臍帯血・臍帯バンク管理者および基礎研究等担当者:長村登紀子>にて行われます。2回目の採血と問診は東大医科研附属病院外来(内科 長村)にて受け付けております。詳細は6か月ごろに東大医科研臍帯血・臍帯バンクから日程調整等を含めてご案内します。


IMSUT CORDや研究内容に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報および知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究内容についてご説明することができますので、下記宛てにお申し出ください。
 私どもの研究は 皆さまのご厚意によって進められておりますことを心より感謝申し上げます。

東京臍帯血バンクおよび文科省研究用ヒト臍帯血幹細胞バンク事業に
臍帯血をご提供いただきましたお母様方へ

  東京臍帯血バンクは、2014年3月31日をもちまして公的臍帯血バンク事業を終了致しました。永きに渡りご協力いただきましたこと、心より御礼申し上げます。 ご提供いただきました臍帯血のうち、細胞数が多く臨床用に利用できる臍帯血は、2014年9月末に日本赤十字社関東甲信越さい帯血バンクに移管されました。一方、臨床使用対象外となった臍帯血もあります。東京臍帯血バンクでは、臨床使用対象外となった臍帯血の一部を、東京臍帯血バンク(公益財団法人献血供給事業団東京臍帯血バンク部 四つ木施設分)から東京大学医科学研究所に移管し、国内で実施される研究に役立たせていただくことになりました。皆様の個人情報につきましては、今後、公益財団法人献血供給事業団で管理され、東京大学医科学研究所へは渡されません。臍帯血は、研究者の所属施設の倫理審査委員会にて科学的・倫理的妥当性について審査・承認された研究課題にのみ提供されます。この件について、疑義がございましたら、遠慮なく下記までご連絡ください。

問い合わせ先および研究や臨床への利用を拒否する場合の連絡先

担当者:長村 登紀子 (東大医科研臍帯血・臍帯バンク)

電話番号:03-5449-5555

住所:〒108-8639 東京都港区白金台4-6-1
東京大学医科学研究所附属病院内